脊振日記 目次(Vol.36) 脊振日記メニューへ バックナンバーへ
4月 3日 兄弟山
4月4日 和の心

4月26日 杉玉ボール
4月26日 オレンジ色のポンプ小屋
4月3日 兄弟山



福岡の表玄関(大手門)を博多湾とすれば、からめて門は筑紫野、この東の門柱が宝満山、西の門柱が背振山にあたり仲間の山である宝満山の様子を伺うため早朝から山歩きをした。登り始めたらすぐに汗が吹きでてくる。途中水場有り、百段有り、修験道さかんな頃の中官跡有り、ストックを突きながら下を向いてゆっくりリズムで歩く。健脚の数人が声をかけて追い抜いて行く。そばの林からはメジロの高ざえの声がひびく心地良い風もあたる。杉の大木有り、杉花粉には弱いが鼻水たらしながら植物皆友達のつもりで気にならない。益影の井で小休止。ここは霊水が湧き出て小さい泉となっている。影を写すと老顔も若く、少壮の如く写るとのこと。今日は暗くて写らないが悪い気はしない。頂上に着く少し前に巨岩有り、貴婦人が馬で降神した時の馬蹄石とあった。今日ははずかしいのか。頂上付近はガスがかかり 全貌が見えない。背振の方をみると、かすかに綾線が見える背振山は雲に浮かんで神々しい。両山は人々の心と体のケアもしているとみえ、来る人も多い山を降り始める頃、人の数が増してきた。次に登るときにはシャクナゲも山桜も咲きほこっていることだろう。
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4月4日 和の心




ちなみに私の好きな歌

 願わくは 花の下にて春死なむ
    そのきさらぎの望月のころ  (西行法師)

  うすべにに 葉はいちはやく 萌えいでて
     咲かむとすなり 山桜花  (若山牧水)
別荘にも春がやってきた!
池や川の水がぬるんできた。
梅の花が咲いてきた。
土筆が頭を出してきた。
沈丁花の花も開いた。
とちの木につけた巣箱のそばへ小鳥達が
やってきて品定めを始めた。

未だ桜の花はつぼんだままだが、間違いなく春はやってきている。市街地では桜の花も咲いているが、やはり山深き森の中で花と葉の芽が同時に開く山桜がなぜか心をうつ。人ごみとも酒宴とも無縁の静かな山中の桜におもむきがある。和歌の世界では花と云えば桜のことと決まっている。やはり日本人の心に染み込んでいるのか。秋月のある人が云っていた。桜染めをしているが
桜は和の心であると。色は花ではなく枝からとるとのこと。また、桜色は誕生の色であると云われていたのを覚えている。

  
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4月26日 杉玉ボール


今回杉のイメージチェンジのため 杉玉ボールに挑戦。初めてではあったが、香りもよく緑いっぱい。そばにいるとリフレッシュ感もある。少しでも好まれる植物になってもらえればと思っている。それにしてもスギ花粉に影響されることのない抵抗力の備えた たくましい人々が増えることを望もう。
 役割をしっかり果たしているのに好まれる人、そうでない人達がいる。植物の世界でもそのようだ。戦後植えられた杉の木ははげ山を森とし、一定の役割を果たしてきたが、今はとなれば最大の嫌われ者。杉花粉が原因であるが、杉の声がひそかに聞こえてくる。昔から変わらず自然の営みをつづけているだけなのに人の心はうつろいやすいと。幼い頃お祭りのとき、さん敷の材料にしたし、実は杉鉄砲の弾にして遊んだ楽しい思い出がある。

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4月26日 オレンジ色のポンプ小屋
 別荘の水は地下水を汲みあげた背振山のミネラル水である。動物舎への給水と玄関前への池の通水のため、四季を通じてひとときも休まず水を流してくれている。それでも年に1度か2度 大雨や台風のあと漏電ブレーカーが作動して止まっているときがある。
厳寒の日も猛暑の日も休みなく揚水ポンプが動いてくれるので
感謝の気持ちを込め、覆っている屋根をオレンジ色に壁を白色に塗装し、別荘一番の化粧をほどこした
休みなく動いてくれることを願いつつ。
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2005 春
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