| 2月2日 |
大 雪 |
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年末から温かい。年が明けても同じ暖冬で終わってしまうかと思っていたら、突然の寒波で大雪となった。この日鳥栖を出発して間もなく脊振の山の方向を見上げると怪しげなる雪雲が動めいている。転ばぬ先に準備をしよう。川久保線沿いのコンビニで軽トラックにタイヤチェーンを巻いた。店に出入りする人が変な目で見ていくが知ったことではない。
2〜3kmガタゴト音をたてて走ったが、予想通り路面は厳しい雪道に変わった。タイヤ痕を見ても数台の車しか通ってない。滑っても安全なようにスピードを落とし道路の中央を走って行く。用心用心。
第1目標の鴨池到着。鴨達は元気いっぱい食欲もある。なかにはこの寒いのに頭と首を自分の羽の中に埋め込んで丸くなって水上に浮かび寝ている太っ腹の鴨もいる。
第2目標の別荘の動物舎までは積雪で近づけない。県道上に車を止めて徒歩で雪を蹴散らしラッセルして進む。坂の途中で犬達が気付いて歓迎の声を発してくれた。来た甲斐があった。動物舎の扉の前の雪を退け、凍った番号鍵を手で温めて舎内に入ったが、静まりかえっている。一面白い雪だけ。ニワトリもウサギもアヒルも寒さと雪のため小屋や穴グラから出てこない。餌を入れて早々に帰ることにした。
この日凍った路上で5回程転んだが老化のせいではない。雪用の長靴が九州にはないからだと信じている。また、この日ニワトリが卵2ヶを生んでいたが犬小屋の上に忘れてきてしまった。明日行っても凍結し卵が割れて使いものになるまい。犬のロンとシロに与えたら喜んで食べるだろう。
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| 2月10日 |
鴨 池 |
県道46号線沿いにある鴨池。夏には通りがかりの人や地元の人達が柵越しに池内の鴨達を見ていることがある。毎日鴨に餌を与える者としては少々恥ずかしい。何がといえば、ボロボロの柵や池周囲の汚さについてである。改修作業が簡単でないことは分かっていたが、昨年決心し、今冬鴨池の整備に着手した。
第1は鴨達のため、第2は池を見る人達のため。鴨達のためには、外敵の猫やイタチ等から直接襲われないために、岸から離して水中に小屋や休憩所を作り、安全安心して休めることを心がけた。また、休憩所の下は魚達(鯉)の隠れ家になるようにした。見る人のためには鴨達が見えやすいように、また柵によりかかってもケガしないよう頑丈に心がけた。その他全般的には直線的にかつ簡潔にすることを心がけた。作業は1人で約1ヶ月半を要し、楽ではなかったが楽しみもあった。 |
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雨の日や風の強い日や雪の日もあったが、殆ど毎日カワセミがやってきて小魚をダイビング捕食し華麗な姿を見せてくれたし、また、イタチ、カラス、スズメ、青サギ等も時々やってきて何ともにぎやかであった。
本当は暑い夏の作業が楽なのだが、池内の水を抜く必要があり、農家の人達に迷惑をかけるので冬期に頑張るしかなかった。我ながら前よりは、良くなったとは思うが、鴨達の心や如何に。
鴨小屋の中に羽毛を敷き詰め、ひなをかえしてくれればいいが。 |
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| 2月19日 |
つれづれなるままに |
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徒然草の一節に「世は定めなきこそいみじけれ」(この世は不定であるからこそすばらしいのだ)とある。
つい先日、同じ釜の飯を食ってきた友が逝った。肺ガンで入院した。1年前なぜ俺なんだとつぶやいた声がまだ耳に残っている。悩み、苦しみ、痛みから解放され安らかで静かな姿を見た,通夜、なぜか涙は出て来なかった。
数日後、身内に赤ちゃんが誕生した。生まれて1時間もたってないが、美しい。髪は黒々とし、目はつぶっているが体全体が赤みを帯び、かすかに口を動かしたり手足を動かす。無意識なのか意識的なのか。これから自我が芽生えてくるのだろう。宇宙時間でみるとほんの一瞬の人生。くよくよせずたくましく生きてほしい。
諸行無常(ただ変化してやまない)というごとく、人の感傷にかかわりなくとどまることなく移り変わって行く世。
人の目に見えない、また耳で聞こえない光や音があるように、この世に人に見えないあの世があるのかも知れない。人生くよくよしても始まらない。分からないものは分からない。 |
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