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野菜の根は、とかく固いものですが、噛みしめているうちに柔らかくなり、味も出てきておいしくなるものです。人生でも困難から逃げることなく、よく噛みしめていくところに、人生の真味がにじみ出てくるものである。
「捨てはてて」自分の人間性を高めようと願う人は、何はともあれ、世間的な智恵や才覚を忘れるが上にも忘れ、捨てるが上にも捨てて、なくしてしまわなければならない。自然のままに生きることである。あるいは無心に生きることである。
明治40年生まれの白寿を迎えた松原泰道著「わたしの菜根譚」に記されてある一部分であるが、読後いまだ余震が続いている。行うは難しであるが、せいぜい粗食に耐え、かつ無心の生活を心がけ、内なるものを少しでも充実させることができたらいいなと自分に問いかけている。 |
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