脊振日記 目次(Vol.73) 脊振日記メニューへ バックナンバーへ
5月 3日 他 山 (久住山)
5月 12日 スカイブルー
5月3日 他 山 (久住山)
3日早朝久住山をめざした。コンビニでおにぎりと大好きな、こしあんぱんを買い込み、朝倉から九重の間、大分自動車道を利用、08:00牧戸峠の登山口に到着、この時の気温 11度・快晴、小さいザックを背負い、ストック1本を手にし、早速歩き始めた。
 ウグイスの声を聞きながら、さわやかな風を感じつつ、適度の発汗でいつもより歩きやすい。最初の急坂を休みなく登れた。歩いているときの殆んどは、下を向いたままで歩く。ただ、左足を何処に右足を何処に進めるか無意識に行動し、頭の中は空っぽである。
時々、休憩するが、着衣の調整をし、呼吸を整え、水分を補給、気が向いたら写真をとる。今日は天候にめぐまれ、南方に阿蘇の五岳がはっきり見える。また、北方には山際ごしに、小さく由布岳が見えた。絶好の山行日だ。

 だんだら道を歩いていると、白い小さい花をビッシリつけた馬酔木の群生地に出合う。美しい!
 何で山を歩くのか、自分に問いかけてみた。一言でいえばリフレッシュだ。仕事や家族、友人その他の雑事を忘れ、自然の中に生きていることを感じ、ちっぽけな自分を冷静に見つめ直し、悩みをフッ飛ばし、体の細胞を入れ換え、活性化させるためだと答えてみたが、本当は、山の中にひきこもりをしているのかも知れない。
 10:00に山頂に到着、人が多いので、すぐに降り始め、見晴らしの良い誰も居ない小高い丘で、早目の昼食をした。いつものことながら、山では何を食べてもおいしい。疲労感・空腹感・脱力感、自然の空気や景色のせいだろう。
 あまりの気持ちの良さに、食後あお向けに寝転んでウトウトしてしまった。


 突然、ヤッホー、ヤッホー、ヤッホーと遠くから、叉近くから子供達の声が聞こえてきた。家族で来ているのだろう。知らない者どうしが、遠く離れた3箇所から声かけ合っていた。寝たまま、目を空に向けて、凝視していると果てしない青い空に吸い込まれそうになって、今何処に居るのかわからなくなってしまう。正午頃、牧戸に下山、気温20度、山恵の湯の硫黄泉と冷鉱泉で疲れを取り、来た時よりも清々しい気持ちになって帰途についた。


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5月12日 スカイブルー


思い起こせば、子供の頃の昭和20年代は、物も金も無く、皆が貧乏であったと思うが、空と海と空気だけはきれいだったのを思いだした。
今は、物があふれている。車や携帯電話、パソコンが普及し、便利であり多様な世界が広がっている。そのつけなのか知らないが、環境だけは悪化の一途をたどっている。


  一昨日の10日、5月とは思えぬほどの寒さとなり、終日雨となった。
収納箱に収めていた長袖のシャツを出し着込んだ。この雨の降る前の数週間、晴れのはずの空の色が昼間から、どんよりしていて重苦しい感じだ。ほこりか化学物質か知らないが、うす汚れた空気で、人体や他の生物にとっても良いはずがない。







 今日、脊振の空を見上げたら、澄みきっている。気持ちが高揚し心まで晴れる。あの子供の頃に見た空と同じだ。
雨のせいか、風のせいか知らないが、昨日から汚れた空気が一掃され気持ちが良い。
きっと、動物舎の犬や鶏たちも感じているに違いない。
栃の木の葉っぱも大きくおい繁り、風にゆれている。
 空の青と、山の緑が調和する。そこに澄んだ山の空気を五感で感じると、生気があふれてくる。
今日はまさに五月晴れのスカイブルーだ。このまま続くことを願うが・・・

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2008 初夏
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