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5月 5日 ゴールデンウイーク 5月 24日 多汗、多感
5月5日 ゴールデンウイーク


   連休間の天気予報は、事前報道によれば良(晴れ)との報道が多かったが、4日(みどりの日)は終日雨が降り続いた。翌5日(子供の日)は、雨もピタリと止んで快晴、五月晴れとはこんなかなと思う程澄んで空気がおいしく感じる。黄砂もなく遠くの山々も明暸に浮きあがり、近くの山々の新緑が生き生きとしてまぶしい。
朝早く脊振へ向い、犬のロンとシロそしてまた鶏や鴨たちに餌を与えた。脊振神社の春の祭りも終り、別荘周辺は静かである。それゆえか、川の流れの音が一段と心地良く聞こえる。動物舎の横の1本のシャクナゲが、この世の花とは思えないほどきれいに咲いていた。
 日本中どこも人が集まっている所、また高速道の渋滞のニュースを伝えているが、たまには人々の流れから離れて誰もいない場所もまた楽しい。雨あがりの美しい山の新緑につつまれて連休の一日を脊振で過ごした。
 



 

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5月24日 多汗、多感


 24日、霧島連山縦走の山行に参加した。
25リットルのザックには雨衣、救急品、着替え、飲料水、山行食、デジカメ等を入れたら、満杯になってしまった。久留米をバスで出発、9:40えびの高原に到着し歩き始める。さっそく、満開のミヤマキリシマに出会えた。韓国岳までは、登り斜面の連続で、5合目あたりでは汗をビッシリかき、流れる汗が唇に触れるとしょっぱい味がする。しかし気持ちは良い。
 一汗流れると体が慣れ体調が良くなってきた。山頂は、標高1700m、風が強く雲が走り抜けて行く。視界は良好。ここからは、韓国まで見渡せたということで、韓国岳と名がついたと言う。獅子戸岳を経て、新燃岳に着いたのが、午後1時半。火口は大きく更にその中に、小さい火口がいくつも見え噴煙をあげている。山は生きている!山は燃えている!すごい活力であり、少々エネルギーを分けてもらえた気がする。
 数ヶ月前から、五感の鈍りを感じ、特に鼻づまりで臭覚が悪くなっていたが、硫黄の強烈な臭いで、いっぺんに感覚を取り戻した。


中岳を経て、高千穂河原までの間は、いままで見た花よりも更に美しいミヤマキリシマの群生を楽しみつつ歩けた。
 山行間、常に南東の方向に急峻な高千穂の峰を仰ぎつつ歩く、また休憩は長くても10分程度、短い時は5分位である。その短い間に立ったまま おにぎりを食べたり、水を飲んだり、一口羊羹を食べたりして、約30分毎にエネルギーを補給した。
 山行を通じて、多くの汗を流し、衰えつつある感覚がよみがえり、多汗、多感の1日であった。
高千穂河原には、午後3時到着バスに乗った。久留米には午後7時に着いた。
 
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2009 晩春
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